柚香光、コンサート「BE SHINING!」感想!客席降りとMCにキュン

宝塚歌劇団の花組トップスター、柚香光(ゆずかれい)さんの次回の退団プレコンサート「BE SHINING」が東京、三軒茶屋の昭和女子大学人見記念講堂で開催されました。

柚香光退団時期は来年5月

宝塚花組トップスターの柚香光さんが、2024年2月からのミュージカル「アルカンシエル~パリに架かる虹~」の東京公演大千秋楽2024年5月26日をもって退団されます。

12月に東京と神戸でコンサートが開催されると発表されてから、ファンの間では、退団のフラグかもしれないという不安もありましたが、「ダンスが得意な柚香光さんがショーなしの退団はないだろう」という一縷の希望もあり、もやもやした時間が過ぎました。

8月13日(日)のオペレッタ・ジャパネスク「鴛鴦(おしどり)歌合戦」、ネオ・ロマンチック・レビュー「GRAND   MIRAGE!」宝塚大劇場公演の千秋楽の2日後に、宝塚歌劇団から正式に発表があり、翌16日には記者会見がありました。

「外の知らない世界でまだ見ぬ自分と出会ってみたいとも思った」今年2月ごろに「宝塚への思いが満ち満ちてきて、今!卒業したい」と宝塚への愛が最高潮に達した時点で引き際を決めたことを穏やかな口調で優しく話す柚香光さんの表情は舞台にも劣らぬ輝きを放っていました。

 

柚香光退団前のコンサートは魅力満載!

下級生(研2)の頃に演じた「妖精フィー」が成長し、怪しくしなやかに踊るプロローグから始まる「BE SHINING!」

柚香光さん等95期生の初舞台公演である、「アムール、それは…」から新人公演で演じた光源氏や「エリザベート」のトート閣下が歌い踊る「私が踊る時」「最後のダンス」、「ノクターン」「ポーの一族」、「あかねさす紫の花」「メランコリック・ジゴロ」、「悲しみのコルドバ」「巡礼の年」「うたかたの恋」「TOP  HAT」など、柚香光さんの集大成とも言える楽曲の数々が詰め込まれた一幕。

もはや「さよならショーでは?」と思うほどでしたが、トップお披露目公演の「はいからさんが通る」は、期待の下級生3人(希波らいと、天城れいん、鏡星殊)が柚香光さんが演じた少尉のパートを歌い踊るのが新鮮でした。

二幕は思い出のショー作品中心でしたが、注目は下級生との日替わりコーナー。

私が観劇した回は、103期の娘役さんのリクエストで「カサノバ」れいちゃんを堪能しました。残念ながら今回休演している朝葉ことのちゃんのことにも何度も触れて、下級生のリクエストに期待以上に応えたり、愛に溢れる時間が流れていました。

東京の千秋楽では、98期の峰果とわさんが、「私は柚香さんに本当にお世話になって、いつも面と向かうと照れて言えないんですけど、お客様のいらっしゃるこの場をお借りしてきちんと御礼を言いたい」と、以下のエピソードをお話しされたそうです。(以下、友人から聞いたニュアンスで)

「下級生の時、自分が劣っていると思ったり、無いものを羨ましいと思って悩んでいた時、柚香さんは私の話をいつも聞いてくださいました。アドバイスをくれる方はたくさんいらっしゃったのですけど、下級生の私の話を聞いてくれたのは、柚香さんでした。

私は自分の気持ちを話すのがとても苦手でしたが、「私の前ではどんなに時間がかかっても、たどたどしくてもいいから、自分の気持ちを言語化してごらん」と本当に丸一日話を聞いてくれたんです!そうして自分の気持ちを言葉にするうちに自分の強みもわかるようになり、今ではこんなに大きくなりました!

それがなかったら今ここにいないと思ってます。本当に、感謝しています。私だけでなく、他の組子も柚香さんに心が向いています。」

(このエピソードを聞いた私は、もちろん温かい幸せな気持ちで泣いていました)

そして、私的に圧巻はやはり、104期の愛蘭みこさんの歌をバックに柚香光・星風まどかのトップコンビで踊る「タイタニック」。「神々(こうごう)しい」ってこんな場面のことではないかと思いました。

神戸でのコンサートも期待しかない

東京での9公演を無事に感想した「BE SHINING」。全ての公演日が晴天だったということです。

「宝塚歌劇団のビジュアルモンスター」と言われる、華やかで圧倒的な美しさ、人の心を瞬時に奪う切なげで妖しい表情。また、全ての組子に向ける愛に溢れた優しい眼差し、甘い声。キレがあり、かつしなやかなダンス。

柚香光さんの魅力がその外見だけにとどまらず、内面の豊かさも相まって、溢れ出ている「BE SHINING」。

12月10日から始まる神戸こくさいホール公演も大盛況であることを確信し、応援しています!

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