雪組公演、ハッピー・ニュー・ミュージカル「ボイルド・ドイル・オン・ザ・トイル・トレイル」(生田大和作、演出)とウィンター・スぺクタキュラー「FROZEN HOLIDAY」(野口幸作作、演出)が、宝塚大劇場で、千秋楽を迎えました。
この公演は、歌、ダンス、芝居と全てにおいて素晴らしい実力を持つ、雪組の人気スター和希そらさんの退団公演でもあります。
和希そらのサヨナラ公演に相応しい場面がたくさん!
和希そらさんは、名探偵シャーロック・ホームズの生みの親コナン・ドイルを主人公にしたハッピー・ニュー・ミュージカル「ボイルド・ドイル・オン・ザ・トイル・トレイル」では、雪組トップスターの彩風咲奈(あやかぜさきな)さん演じる主人公コナン・ドイルが原稿を持ち込む出版社の編集長ハーバード役を演じる和希そらさん。
冒頭の編集部の場面から、物語後半の、ホームズの連載の打ち切りが決まり、「本日限りで退職させていただきます」と言うと、編集部員たちが「ダメです。やめないで!」と迫る場面まで、和希そらさんの見せ場があります。
二幕のウィンター・スぺクタキュラー「FROZEN HOLIDAY」では神父に扮した和希そらさんの歌声が耳に心地よく響き、フィナーレにも彩風咲奈さんと和希そらさんとのダンスシーンがあり、和希そらさんのサヨナラ公演に相応しい演出です。
残念ながら、初日開幕が大幅に遅れた上に途中休演もあり、観劇できなかったファンも多い公演となってしまいましたが、12月13日(水)の千秋楽は無事に実施され、全国の映画館でのライブ中継や、家庭へのライブ配信が行われました。
宝塚大劇場千秋楽の挨拶は?
12月13日の雪組公演宝塚大劇場千秋楽の最後に、和希そらさんを含む退団者3名のご挨拶がありました。
和希そらさんは、退団者の最後に登場。紋付&袴の正装で大階段をおり、組からのお花はトップスター彩風咲奈さんから、同期生からのお花は雪組最後の96期生になる妃目華ゆきのさんから渡されました。
和希そらさんが手にしたのは、深紅の薔薇の花束。
和希そらさんを可愛がってくれ、そらさんも慕っていた、元宙組トップスター朝夏まなとさんの退団時の花束を連想しました。
花束のリボンは、雪組カラーの緑で、ショーのクリスマスのモチーフにもピッタリでした。
例年元旦に初日を迎えていた宝塚大劇場のお正月公演が1月5日開幕となったため、2023年の終わりと2024年の幕開けは東京宝塚劇場で、来年100周年を迎える雪組が担当することになりました。
初日から2月の大千秋楽まで、完走できることを心から願っています。
和希そらさんの退団公演については、こちらにまとめてあるので、お読みください。
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