宝塚花組退団者ー2023年10月にスター4人が退団!?

花組退団者が発表されました。

先月末、2023年7月7日に宝塚大劇場で初日を迎える宝塚花組公演「鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)」の東京公演大千秋楽をもって退団される方々が発表されました。

毎年40名前後の初舞台生が入団する宝塚歌劇団では、同じ数だけ退団者もいるのですが、今回は花組を支える中堅どころの人気スター、航琉ひびきさん、和海しょうさん、春妃うららさんが同時に退団されることと、入団間もない静乃めぐみさんが退団ということで、話題になっています。

宝塚花組退団者 航琉 ひびき さん

 現在花組の副組長を務めている航琉ひびき(わたるひびき)さんは、雪組トップスター彩風咲奈(あやかぜさきな)さんや5月に宙組新トップスターに就任した芹香斗亜(せりかとあ)さんと同じ93期生です。花組トップスター柚香光(ゆずかれい)さんの2期上の先輩に当たります。

 東京都国分寺市出身で、173cmの高身長で存在感のある男役さんです。

 2019年の「CASANOVA」で当時のトップスター明日海りお(あすみりお)さん演じる主人公の父親代わりとしてカサノバを温かく見守るブラガディーノ卿を包容力たっぶりに演じました。

 2022年春に梅田芸術劇場で上演された「TOP HAT」では、ジョージ役で柚香光さん演じる主人公であるスターダンサー、ジェリーとのユーモラスな絡みが劇場の笑いを誘いました。 

宝塚花組退団者 和海 しょう さん

 和海しょう(かずみしょう)さんは、前月組トップスター珠城りょう(たまきりょう)さんと同じ94期生で、現在の花組トップスター柚香光(ゆずかれい)さんの1期上の先輩です。

 入団成績は4番と好成績で芝居やダンスも上手いですが、特に歌上手として知られています。深みがあり、劇場中に響く低音が魅力的です。CS放送の宝塚専門チャンネル「タカラヅカスカイステージ」の歌番組で美声を聞かせてくれたり、2018年の全国ツアー「メランコリック・ジゴロ」では、乙羽映美(おとはえみ)さんと二人でエトワールを務めました。

 本人も「好きだった役」にあげている「エリザベート」の新人公演では、2番手役のフランツ・ヨーゼフを演じました。本役が歌上手として知られる元星組トップスターの北翔海莉(ほくしょうかいり)さんの役で、この役は「夜のボート」をはじめ、難しい歌が多い役でしたが、見事に演じきり、賞賛を浴びました。

 同期の羽立光来(はりゅうみつき)さんと共に花組の歌唱を支える存在感のある男役さんで、退団を惜しむ声が広がっています。

宝塚花組退団者 春妃 うらら さん

今回の「鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)から大羽を背負い花組2番手になった永遠輝せあ(とわきせあ)さんと同じ97期の娘役さんです。姉が元雪組娘役として活躍した星乃あんりさんで、美貌の姉妹としても知られていました。

 研2になったばかり、花組配属直後の1作目「サン・テグジュペリ」でいきなり新人公演のヒロインに抜擢され注目を集めました。その美貌で、ダンスや芝居で存在感のある素敵な娘役さんとして人気があります。

 

宝塚花組退団者 静乃 めぐみ さん

 静乃めぐみ(しずのめぐみ)さんは2021年入団の107期生で、入団2年目ですが、2013年5月23日付で退団となりました。色々な事情があってのことでしょうが、惜しまれます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました