8月27日に東京宝塚劇場で大千秋楽を迎える、宝塚星組公演「1789」。
この公演で大役マリー・アントワネットを演じる有沙瞳さんが宝塚歌劇団を退団します。
有沙瞳さんの宝塚大劇場千秋楽、退団挨拶
7月2日(日)に兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で無事に千秋楽を迎えた、星組公演「1789」。
公演後には退団者3人の挨拶がありました。
白妙なつ副組長と同期の暁千星(あかつきちせい)さんからのお花渡しの後、
「宝塚の舞台に立っている時は、何もかも忘れることができました。幸せな気持ちで退団できて、本当に幸せです」と挨拶された姿が美しかったです。
有沙瞳の同期は誰と誰?
有沙瞳さんは、宝塚歌劇団98期生です。みな卒業してしまった組ある中、星組は暁千星(あかつきちせい)、天華(あまはな)えまの両スターをはじめ、天希ほまれ、夕渚りょう、澪乃桜季と同期生が6名もいて、他の5名に温かく見守られての退団となります。
有沙瞳の同期が語る瞳像
雪組から組替してすぐの公演「スカーレットピンパーネル」の新人公演では、同期の天華(あまはな)えまとともに、主演を務めました。新人公演の同期コンビでのトークショー、新人公演ステージトークの中で、天華(あまはな)えまさんは有沙さんのことを「とても温かい人。音楽学校の頃から、温かく皆を励ましてくれた」と言っていました。
今回の公演「1789」の紹介番組「NOW ON STAGE」に一緒に出演した暁千星(あかつきちせい)さんも、番組の中で有沙さんのことを「いつも温かい言葉をかけてくれる」と愛おしそうに言っていましす。
有沙瞳は性格が素敵
「NOW ON STAGE」に出演していた他のジェンヌさんも、口々に有沙さんのことを「優しく温かい」と言っています。特に花組から組み替えしてきたトップ娘役の舞空瞳(まいぞらひとみ)さんは、「どれだけお世話になったかわからないくらいお世話になった」と涙を浮かべていらっしゃいました。
同期や後輩に常に温かく接し、娘役としての品格、実力ともに素晴らしかった有沙瞳さん。
星組トップスターの礼真琴(れいまこと)さんが、雑誌「宝塚GRAPH」7月号の中で、春の梅田芸術劇場ドラマシティ公演「赤と黒」で105期の後輩詩(うた)ちづるさんとともにWヒロインを演じた有沙さんについて、次のように語っています。
「ルイーズはもともとみほちゃん(有沙さん)が持ち合せている色気や母性がぴったりハマっていて。彼女はやはり経験があるので、高い演技力に本当に助けられましたし、遠慮なくぶつかってきてくれるので、私も100%の力で向き合うことができました。」
宝塚歌劇団屈指の実力を持ち、自身が尊敬してやまない礼真琴さんから、こんな賛辞をいただくほど人としても、役者としても素晴らしい有沙瞳さん。
8月27日に迫った東京宝塚劇場の大千秋楽には、誰よりも輝いていることでしょう。
有沙瞳さんの詳しいプロフィールはこちらからお読みいただけます。
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