天海祐希(あまみゆうき)さんといえば、宝塚歌劇団の月組トップ男役として大人気を博し、惜しまれながら退団した伝説のタカラジェンヌです。
しかし、見事なまでにその過去の素晴らしい実績を封印していらっゃいました。その天海祐希さんが昨年劇団☆新感線の舞台「薔薇とサムライ2」に出演されました。
この公演は大人気で、東京、大阪はもちろん、冨山、新潟の地方公演ですらチケットが取れず諦めていたところ、8月4日から全国の映画館で「ゲキ×シネ」上映され、私も上京の折に、都内の映画館で観てきました。
薔薇とサムライで天海祐希が男役!
かつて宝塚歌劇団の月組トップ男役として大人気を博し、あまりにも潔く退団して、今も「伝説のタカラジェンヌ」として語り継がれている天海祐希さん。
見事なまでにその過去の素晴らしい実績を封印しテレビや映画でかっこいい女優さんとして大活躍です。
その天海祐希さんが劇団☆新感線の舞台「薔薇とサムライ2」に出演されて、男役を演じる場面があるということを聞き、興味を持ちました。
しかし、大人気公演で、チケットは完売。地方公演ですら、入手することができずに、残念に思っていました。ところが8~9月にかけて、「ゲキシネ」と称して、全国のいくつかの映画館で上映されることになりました。せっかくなので上京した際に観てきました。
薔薇とサムライ出演の天海祐希は元宝塚トップスター
宝塚歌劇団の元月組トップ男役であり、退団後も女優として大活躍の天海祐希(あまみゆうき)さんは1993年、宝塚歌劇団に入団7年めに男役トップスターに就任した、史上最速のトップスターとしても知られています。
「風とともに去りぬ」のレッドバトラーや「ME AND MY GIRL」のビルなどの当たり役を演じ、人気絶頂の1995年に退団。退団の際にはワイドショーで特集が組まれるほどの人気ぶりでした。
退団後は「宝塚の延長」になるのを避けて、ミュージカルの舞台ではなく、映像の仕事に出演していました。
薔薇とサムライで天海祐希の燕尾服に見とれた
古田新太と天海祐希による劇団☆新感線の大ヒット舞台「薔薇とサムライ」から12年を経て、2022年「薔薇とサムライ2」が上演されました。
今回の公演の注目は、なんといっても天海祐希さんの宝塚時代を彷彿させる、舞踏会での燕尾服姿。現役時代の映像もカッコよく素敵ですが、退団から17年を経たその年月の重みがなんとも言い難い魅力になって、「この場面だけでも、入場料払って大正解」の舞台でした。
薔薇とサムライで天海祐希に見とれた観劇感想
「薔薇とサムライ2」は、石川五右衛門役の古田新太とアンヌ女王役の天海祐希の他にも、若手の石田ニコルさん、神尾楓珠さん、ベテランの高田聖子さん、栗根まことさん、宝塚歌劇OGの森奈みはるさんに、生瀬勝久さんという豪華メンバー。
ロック調の音楽にクセのある芝居。とにかく面白くて、あっという間の3時間でした。
天海祐希さんは、燕尾服姿の他にも、宝塚ファンなら心を奪われること間違いなしの「エリザベート」のトートのような格好で「最後のダンス」を思わせる歌を歌い、ダンスではなく「タンス」を盗むという笑える場面もひたすら素敵でした。
この「ゲキ×シネ」は、大半の映画館は8~9月に上映でしたが、人気のため、10月12日まで塚口サンサン劇場で、また11月3日から9日まで立川シネマシティでも上映が決定しています。
興味のある方は、ぜひご観劇ください。私もできるならもう一度観たいです。
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